音のまにまに

おんがくや好きなことについて、のんびりと。

自分の心がそこにあるだけ samfree / “マインドボイス” #vocanote

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note.mu

 今回レビューする作品は、samfreeさんの“マインドボイス”です。

 この曲を何かに例えるなら、涼しげな夏風です。音楽ジャンルは、爽やかROCK。透明感のあるIAの歌声が真っ直ぐに響く作品です。

 この作品のお気に入りポイントは、2つあります。

 1つ目は、歌詞です。シンプルで真っ直ぐな歌詞をぜひ一つ一つなぞりながら聴いてほしいです。特に好きなフレーズは

答えなんて無い 求めなくていい

自分の心がそこにあるだけ

変わりたい君も 変われない僕も

本当は同じだ

です。変われない僕も受け入れて、力強く肯定してるところにグッときました。答えなんてないんだ、自分の心が全てなんだ、と。だから、自分の心の声を強く信じていいいんだ。本作、“マインドボイス”はそう教えてくれています。

 お気に入りポイント2つ目は、メロディーです。少し低めの音から始まり、印象的なサビへ。耳にスッと入ってくる旋律は、何度も聴いていたくなります。IAの歌わせ方も自然で、伸びやかな歌声に合う真っ直ぐなメロディーがとても好きです。

 IAが使われているROCK作品の中でも、澄んだ青空が似合う一曲でしょう。

 答えなんてない。そう言い切って、自分の心の声に耳を傾けて一歩を踏み出す姿はきっと清々しさを感じるでしょう。

 あなたも“マインドボイス”の声に、音に、耳を澄ませてみませんか?

ただのボカロ好きが「合成音声ONGAKUの世界」をのぞいてみた #vocanote

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 あなたはVOCALOID――ボカロと聴いてどんな音楽を思い浮かべますか?

 早口で甲高い声の曲、VOCALOIDというキャラクターを前面に押し出した曲、歌詞が聞き取れない etc.

 もちろんそれ以外の好意的なイメージをもっている人もいると思います。私自身ボカロに出会ってからというもの音楽といえばボカロ、ボカロ=合成音声の音楽を主に聴くようになっていました。

※初めてのボカロとの出会いは、こちらの記事に書いてあります。

 ボカロのキャラクターよりも、その音楽や声に惹かれた私にとって嬉しいCDが先日発売されました。

 「合成音声ONGAKUの世界」というアルバムです。

合成音声ONGAKUの世界

合成音声ONGAKUの世界

 3月14日に発売されたこのアルバムのキャッチフレーズは“ボカロへの偏見が消えるCD”でした。音楽が好きでボカロに偏見を持っていて、敬遠している人に向けたCDといっていいかもしれません。

 監修はしまさんとスッパマイクロチョップさん。選曲者はスッパマイクロチョップさんです。

 しまさんは、『「ボーカロイド音楽」のいま 2016年のボーカロイド音楽シーンを振り返る』や「ボーカロイド音楽の世界2017」の監修・編集・執筆をしている方です。また、レーベル「Stripeless」を運営されています。

 スッパマイクロチョップさんは、2017年8月31日に合成音声(ボカロ)の作品に出会い、ボカロの偏見が消えるDJMIX複数を発表したり、自らUTAUを使いオリジナル曲を発表したりしている方です。また「でたらめ音楽教室」や「踊った方がいいよ」などのイベントを主催されています。

 「合成音声ONGAKUの世界」を手に取るとき、ボカロの音楽作品は曲数も多く、バラエティも豊かであるけれども、その中でいったいどんな音楽が選ばれたのかと、ワクワクしていました。

 今からボカロに慣れ親しんだ私からみた「合成音声ONGAKUの世界」についてと、初めてボカロに触れる人に向けての解説、この二点を抑えて「合成音声ONGAKUの世界」をのぞいていきます。

 それではしばらくお付き合いください。

#1 春野 / “nuit”

 一曲目は春野さんによるエレクトロニカ曲。ピアノと初音ミクのやや掠れた声に惹きこまれます。音数は少ないですが、一音一音に美しさを感じます。静かな夜に聴き入りたいですね。

 この曲が気に入った方は、春野さんの作品を巡ることをオススメします。また、sea-noさんの想い秘密もチェックすることもオススメします。

#2 Treow / “Blindness”

 二曲目は印象的なピアノから始まる変拍子曲です。スッパマイクロチョップさんはこの曲を私の再現DJMIXで知ったそうです。万華鏡のようにくるくると拍子が変わる神秘的な曲に、何度聞いても聴き入ります。

 一曲目は夜の雰囲気でしたが、こちらは早朝の静けさが似合う一曲ですね。

 この作品が気に入った人は、こちら西島尊大さんの86,400を聴くことをオススメします。

#3 piptotap / “春 etc.”

 春の訪れを感じるエレクトロニカ。高めの初音ミクのコーラスも面白く感じるユニークな一曲。このCDで初めてこの作品を知りましたが、5分間があっという間に感じるほど、聴きごたえがありました。

 この曲が気に入った方は、ちゃぁさんのメコノプシス・ベトニキフォリアを聴くことをオススメします。

  #4 羽生まゐご / “阿吽のビーツ”

 v flowerによる和風曲。この曲を初めて聴いた人は、歌声の生っぽさに驚くのではないでしょうか。v flowerは少年のような声をもつROCKに特化したVOCALOIDです。力強くて聞き取りやすい歌声を持っています。

 v flowerの歌声が気に入った方には、電ポルPさんの曖昧劣情Loverを聴くことをオススメします。

#5 拓巳 / “Kaleidoscope”

 聴き入るROCK曲。ボーカルはめぐっぽいどことGUMIです。この曲はCDで初めて知りました。サビの「望むのなら この場所は天国にも地獄にもなる」が印象的です。耳にすっと入ってくるメロディーとギターの音が心地いいです。

 ボーカルのGUMIはROCKで映えるVOCALOIDなのですが、落ち着いた聴き入るROCKにより映える気がします。

 GUMIの声が気に入った方は、ぽみさんのひとときを聴くことをオススメします。

#6 cat nap / “ペシュテ”

 人間のコーラスと初音ミクが織りなす音に聴き入る一曲。この作品は初音ミクの声だけでなく、作者のコーラスも使われています。

 この作品が気に入った方は、cat napさんの黄昏空中遊泳もチェックしてみて下さい。

#7 鈴鳴家 / “フリーはフリーダム”

 初音ミクによる自由を叫ぶHIP HOP作品。ビートとラップが癖になる曲です。VOCALOIDによるHIP HOP作品をミックホップと呼びます。現在ニコニコ動画には、ミックホップ作品が430件あります。

 歌詞が聴き取りにくいと感じた方は、歌詞を見ながら聴くといいかもしれません。でも、何も見ないで音を感じるのもきっと楽しいでしょう。

 この曲が気に入った人は、鈴鳴家さんのはぅとぅABC も聴いてみることオススメします。

#8 松傘、mayrock、sagishi、緊急ゆるポート、trampdog / “人間たち”

 こちらもミックホップ作品です。不思議な声の正体は、初音ミクの英語音源による独特なラップです。少し甘い声は重音テト(UTAU)、声に息が含まれているのはさとうささら(CeVIO)。

 独特なラップが気に入った方は、初音ミクの証言をさとうささらのラップが気に入った人は、sagishiさんの夜明けに『生きる』をチェックしてみて下さい。

#9 でんの子P / “World is NOT beautiful”

 でんの子Pさんは知っていたのに、この曲は知らなかった! 「ハンマー」「ビリヤード」「のこぎり」「一斗缶」「扉」「炭酸水」「プリンター」「自転車のベル」「マッチ」「ドライヤー」「カメラ」「シャワー」「賽銭箱」…などものの名前をギャラ子talkが読み上げるのと同時に、その音が鳴り響きます。身近な音が次々と鳴っているだけなのに、聴いていてい気持ちいい音楽になっています。

 KAITOスキャットも気持ちいい!

 途中で少し不穏になるのがでんの子Pさんらしい展開です。

 “酷いグリッチ コードの不一致 掠れたノイズの獣道   それでいい そのままでいい”と蒼姫ラピスが歌い上げます。

 音を楽しんでいる感じがしたので、このCDで出会えた作品で一番のお気に入りです。

#10 のうん / “箒星

 電子音と美しい高音のピアノと彩音ゆめ(UTAU)の声。宇宙にゆらゆら漂っている心地よさがあります。彩音ゆめの優しくて柔らかい声にぴったり合う一曲です。

 この曲が気に入った方は、とるらさんのSpaceもぜひチェックしてみて下さい。

#11 ぐらんびあ / “孤独、すべて欲しい”

 こちらも心地いい一曲です。“箒星”が宇宙を漂う曲なら、こちらは青い空を漂う感じがします。この作品のボーカルは、初音ミクdarkです。繊細で落ち着いていて聴きやすいのではないでしょうか。

 この作品はCDで初めて知ったのですが、聴いていてい惹きこまれ、あっという間に曲が終わっていました。

 この曲が気に入った方は、ぐらんびあさんの世界が透き通ってゆくも聴いてみて下さい。

#12 キャプテンミライ / “イリュージョン”

 幼くて元気のあるこの声は、鏡音リンです。ユニークなメロディーが印象的です。この作品はキャプテンミライさんの幻想論シリーズの最終回なので、気に入った方は作品巡りをすることをオススメします。

#13 Dixie Flatline / “シュガーバイン”

 落ち着いた声の巡音ルカによるお洒落なR&B曲。巡音ルカV4Xのデモソングでもまります。ボカロにも数はまだ少ないですがR&B曲(866件)があるんです。この曲が気に入った人はぜひDixie Flatlineさんの他の作品もチェックしてみて下さい。また、ボカロのR&Bがもっと聴きたいと思った方はVOCAR&Bでタグ検索してみて下さい。

 ちなみに巡音ルカでオススメのR&B小川大輝さんのsolitudeです。   #14 yeahyoutoo / “lean on you”

 凛とした歌声は猫村いろはです。猫村いろはといえば、ビブラードやこぶしのきいた力強い歌声のイメージがあったのですが、そういったものがなくても十分聴かせる歌声であることに改めて気づかされました。

 音数が少なくても歌声とトラックがぴったりと合っていて聴き入る一曲です。

#15 Noko / “只今”

 VOICELOID京町セイカによる聴き入る一曲です。VOICELOIDとは入力した文字を読み上げるソフトです。VOCALOIDが入力された歌を歌うのに対し、VOICELOIDは入力された文字を読み上げます。  この曲はこのCDで知ったのですが、夜にじっくり聴き入りたくなるお気に入りの作品になりました。

 この作品が気に入った方は、青屋夏生さんの日記を聴くことをオススメします。

 「合成音声ONGAKUの世界」は聴き入りたくなる曲が多く収録されていました。何度も聴くことできっと好きになれると思います。歌声も聴きやすいものが多い印象でした。また、初音ミクといったVOCALOIDに限らずUTUやCeVIO、VOICELOIDなど様々な合成音声の作品を選曲して下さったことに好感を持ちました。初音ミクに限らず個性豊かな合成音声たちの歌声が収録されたのは、このCDが初めてなのではないでしょうか。

 「合成音声ONGAKUの世界」はボカロを敬遠してるけど、音を楽しむことが好き、聴き入る曲が好きという方にも響くのではないかと思いました。

 また、「合成音声ONGAKUの世界」をのぞいてみて、やはり合成音声の音楽の世界は面白いし、まだ出会えていない良い曲があるのだなーと思いました。

 初音ミクが発売されて10周年を迎えてからの11年目。こういったCDが発売されたことを本当に嬉しく思います。

 このCDでボカロに興味を持った人は、まずは気に入った作者の他の作品を巡って楽しんでほしいですし、ボカロに慣れ親しんでいる人はもし「合成音声ONGAKUの世界」と同じコンセプトでCDを出すならどんな選曲をするのか考えてみてほしいと思いました。

 ボカロの音楽、合成音声の音楽が音楽の当たり前になる日がくることを祈っています。

2018.1.VOCALOID・UTAU推し曲その1

 2018年1月に投稿されたVOCALOIDやUTAUの曲でDJMIXをとってみました。バンドサウンド以外でやってみました。

 

www.mixcloud.com

<曲目リスト> #1 イマイのロボダッチ / “触れて 離れて 見つめて 逸らす”

#2 ピコン / “君の脈で踊りたかった”

#3 nodoka / “ミザリー

#4 wtnb(浮世P) / “凪の端”

#5 kaichi,ひろ★ろん / “cider cider”

#6 櫻ノ宮萬 / “アストラルジェリーフィッシュ

#7 宇田もずく / “at”

#8 みずさの / “universe

#9 ANGL / “名前のない誰か”

#10 picco / “LOVE / HATE”

#11 ぷぐ(gaburyu) / “インターネットビーチ”

#12 におP / “愛濾す”

#13 DATEKEN / “step by step”

#14 Menta e Cioccolato / “Please show me your smile”

#15 でんの子P / “手に手をとって”

#16 iNat / “ブラックペッパー”

#17 蜂屋ななし / “後の祭”

#18 no8xf / “ロブハイマン”

#19 Mitchie M×fuwacina / “歌の棲む家~メゾン初音~”

#20 とあ / “ドライドライフラワー

#21 ぎすたか / “ウィンターダークスカイ”

#22 ケイエヌ / “world's end”

#23 ふわりP / “コトバナキコトバ”

去年よく聴いたボカロ曲を紹介してみた #2017年ボカロ10選  #vocanote

 あけましておめでとうございます。2018年最初の記事は、2017年ボカロ10選です。

 ボカロ10選とは、その年に投稿されたボカロ作品でよかった、気に入ったものを10個選ぶボカロリスナーの恒例行事のようなものです。

 2017年も選ぶのに苦労するくらい素敵な作品に出会うことができました。

 さっそく紹介していきます。

 ※紹介順は通して聴くと作品のよさが伝わりやすい、一枚のアルバムのように聴ける順番です。

#1 空海月 / “uneplained”

‟今日が明日につながって明日が明後日に続くのか

分からないけどいい それでいい”

 ゆらゆらと舞い踊りたくなる一曲。ずっとループして聴いていられます。優しくて可愛いミクのコーラスを聴いた瞬間、この曲が好きだと思いました。

 一目惚れならぬ一聴き惚れする曲に毎年出会えるのが、本当に嬉しいですし、新しいボカロ曲を聴き続けてるのは一音で心に響く曲に出会いたいからかもしれません。

#2 ねこむら、ねこみ / “ミッドナイト・プール”

“今宵、今宵、音になる”

 あなたは「VOCALOIDと歌ってみた」というタグを知っていますか。「VOCALOIDと歌ってみた」とは、ボーカルがVOCALOIDと人の作品に付けられるタグです。

 本作は、初音ミクと作曲者のねこむらさんが一緒に歌っている作品です。初音ミクとねこむらさんの声が綺麗に調和して思わず聴き入ってしまう一曲です。

 ユニゾンで歌うところはもちろん、ハモるところは各々アドリブをいれてるかのように歌っていて、初音ミクとねこむらさんが目の前で歌を披露してくれているかのような臨場感があります。

 曲のイメージは夜と揺らぐ水面。音の波に包まれる感覚があって、目を閉じて聴き入りたくなる一曲です。

#3 春野 / “ルーム”

“焦がれたのは、愛。”

 2017年デビューのミクトロニカ(VOCALOIDを使用したエレクトロニカ楽曲のこと)作者といえば、春野さんを挙げる人は多いと思います。本作はそんな春野さんの処女作です。

 音の一つ一つが洗練されていて、思わず聴き入ってしまいます。また、少しハスキーな初音ミクsweetの声が印象的です。

 本作も目を閉じて聴き入りたい一曲です。

#4 平田義久 / “この夏のすべて”

‟あの海行きの路面電車のなかでみつけた

天使みたいなきみが この夏のすべて”

 夏の儚さや美しさをギュッと詰め込んだ一曲。ジャンルはレゲエになるのですが、こんなに綺麗で繊細なレゲエ曲もあるんだと衝撃を受けた曲でもあります。

 レゲエといえば常夏!というイメージを持っていたのですが、レゲエにもいろいろあることを知りました。

 本作は、個人的にはラムネ瓶の中に入ってるビー玉が夏の日差しを受けて、キラキラと反射しているイメージ、風鈴がゆらゆら揺れながら夏の照り返しをキラキラと反射しているイメージです。

 蒸し暑い夏にこの曲を聴きながら縁側でかき氷を食べると、いい感じに涼むことができそうです。

#5 ぷぐ(gaburyu) / “とける”

‟あなたの声は必ず届くから 道に迷っても迎えに来てね”

 耳が気持ちよくなるFutureBass曲。曲名が「とける」なんですけど、音の波に溶けてしまいそうな作品です。

 波の音が夏を感じさせ、カメラのシャッターや水音がアクセントで入ります。雨歌エルが歌っている曲なのですが、インスト曲を聴いているような感覚になります。

 雨歌エルの声もいい意味で曲の一部になっていて、上手く音と溶け合っています。

 2:24~3:10が特に気持ちよくてお気に入りです。

#6 Task / “ミッドナイトクライシス”

“祈って 明日を乗り越えていこう ”

 就寝前に騒いでいこう!という前向きな夜の歌。

 サウンドはバンドサウンドに加えてピコピコのデジタルロックです。Taskさんといえば、「キドアイラク」「新宿シック」のようなアップテンポなデジタルロックを思い浮かべる人が多いと思います。

 本作は、デジタルロックなのですが「街を飛びだして」を思わせる爽やかロック色も感じられました。爽やかロックが好きなので、嬉しかったです。

 歌詞は疲れた気持ちやもやもやした気持ちを、パーッと飲んで思いっきり騒いじゃうことで吹き飛ばして明日を迎えようという感じです。

 私は夜更かしできないし、お酒も飲めませんがこの曲を聴いて元気をもらいました。夜の曲といえば聴き入る静か目な曲が多いですが、本作のような曲もいいですよね。

#7 パピ子りん / “恋のミュージックアワー”

“不器用だけど ありのままで

今を 抱きしめて”

 恋する女の子の歌。

 この曲を聴いて、まっさきにメルトを思い出しました。メルトは初恋の初々しい甘酸っぱい曲ですが、本作も恋する女の子の曲です。

 正統派ポップスで綴られる歌詞は、可愛らしくて16歳らしい作品です。恋する女の子の曲が私は好きなのですが、本作は初音ミク10周年を記念する日に投稿されていろいろと胸にくるものがありました。

 初音ミクは10年たっても変わってないんだろうなーと。私の初音ミクのイメージは、メルトの恋する普通の女の子です。あと、歌うのが好き。歌を音楽を届けてほしい人の願いを叶える天使。音楽の神様を支える天使。

 初音ミクをどう捉えるかは十人十色で、人によって違うと思います。でも、誰かにとってかけがえのない存在ではあり続けるんだろうなと思います。

 私はまだ初音ミクと出会って10年たっていません。でも、10周年という節目に立ち会えて本当に嬉しかったです。これからも20年、30年……と節目に立ち会うことが今から楽しみです。

 初音ミクを始めとしたVOCALOIDやUTAUをこれからも楽しんでいけたらいいな。

#8 ライブP / “YAEBA YAEBA”

“「お前がいるといつも飽きない」

どういう意味だ 褒めたつもりか ”

 2017年鏡音リン可愛いで賞曲。ライブPによる可愛い鏡音リン曲。可愛い以外の言葉が浮かびません。ライブPさんのところのリンちゃんはカッコいいイメージがあったのですが、こんなにも可愛いのかと衝撃を受けました。

 “「お前がいるといつも飽きない」

どういう意味だ 褒めたつもりか ”

 ここの歌詞がライブPさんのリンちゃんらしくてめっさ好きです。

#9 nowhere man / “答えはひとつ?”

“初めて会った頃の気持ちでいつもいられたらいいな...”

 ボーカルの鏡音リンの声が温かくて優しい一曲。鏡音リンの声ってこんなに素敵なんだと改めて思いました。

 気づいたら何回も聴きたくなるほど、声に惚れ込んだ作品です。

 VOCALOIDやかけがえのない大切なものに初めて出会った気持ちを忘れたくないなーと思いました。

#10 kz / “never ender”

“なんてことない今日を

僕らで彩っていこう

なんてことない明日が

特別になるように”

 9年ぶりに投稿されたkzさんの曲。まさかニコニコ動画でkzさんの新曲がくるなんて。ちなみに本作は、PackagedのFull Ver.が投稿されて10年の日に投稿されました。

 タイトルの意味は決して終わらせない人。終わらせない人とは誰なんでしょうか?初音ミク自身でしょうか、初音ミクを使うクリエーターでしょうか。

 私は両方だと思います。この曲で好きなフレーズは、

“なんてことない今日を

僕らで彩っていこう

なんてことない明日が

特別になるように”

です。ここから

“見たことない空の色を夢見て

明日もまた僕は歌を歌おう

そのときまた君がそこにいたなら

いつまででも音は続いてく”

こう繋がるのがめっさ好きです。

 さて、2017年ボカロ10選紹介≒去年よく聴いた曲を紹介してみました。気に入る曲はありましたか。

 音楽のいい出会いのきっかけになれれば嬉しいです。

 2018年もボカロを楽しんでいきたいと思います。ここまで読んで下さって、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

あの夏から、4年。こめられた想いは? じん(自然の敵P) / “失想ワアド” #vocanote

f:id:tanpopo111:20171230164249p:plain  あなたは想いを口にすると消えてしまうと思いますか。それとも想いは口にすると強くなると思いますか。

 私は想いは口にする――何かしらの形で表現すると強くなると考えています。何かしらアウトプットすることで大切な想いは、残すことができると思います。

 さて、今回レビューする作品は自分の想いを上手く言えない自分の話です。じん(自然の敵P)さんのカゲロウプロジェクト新曲です。また、メカクシ団団長キドこと「木戸つぼみ」のイメージソングでもあります。


じん(自然の敵P) - 失想ワアド / JIN(SHIZEN NO TEKI P) - Never Lost Word

 曲のタイトルは、「失想ワアド」です。最初このタイトルを見たとき、悲しい曲なのかなーと思いました。想いを失う言葉だと捉えたからです。

 でも、聴いてみたところ違いました。失想ワアドは、想いを失わないように言葉を残そうという意味でした。

 また、この曲はキド(木戸つぼみ)さんが仲間の出会いによって、自分の想いを表現できるようになる曲でした。

 歌詞を順番に見ていきましょう。

“鏡の中から「おはよう、朝だね」

いつも通り 表情は最悪

ぎこちない笑顔も 寝癖も 仕草も

何もかも 嫌になるなぁ”

 鏡の中の自分をみて、自分のことが全部嫌いで嫌になっているキドさん。

“伝えたいことなら 人並みにあるけど

何一つも 言葉に 変わらない”

 伝えたいことはあるはずなのに、形にできないキドさん。

“俯き加減に 今日も口籠る”

 そんなキドさんに心無い言葉が刺さります。

“「挨拶もできないんだね かわいそう」”

 挨拶すらもできない、自分のダメさに、このままいなくなってしまえばいいのにと自分を責めてしまうのでした。

 一番でのキドさんは、挨拶さえもできない普通なことができないことに苦しんでいました。

“庭のハナミズキは綺麗で

ただ羨ましくて 見ていた”

 庭に自分らしく咲いてる花を眩しく感じながら、ああなれたらいいのにと思うのでした。

 心の中には、伝えたい想いのつぼみが確かにあるのに、上手く花開くことができない。そんな自分が嫌で嫌でしょうがないキドさんでした。

 二番を見ていきましょう。

“凛と咲いた声で 笑える人がいて

花のような言葉を 交わす”

 自分の想いを自由に楽しそうに話す言葉を花のようだと感じるキドさん。

“鏡の中から 途端に責める声

「・・・私にはできないんだよ ごめんね」”

 話したいと思うもう一人の自分が、キドさんを責め立てます。それに対して、静かに謝ることしかできないキドさん。

 楽しそうに話す様子は、眩しくてキドさんは羨ましくてただ見ているだけでした。その風景の邪魔にならないようにするためには、自分もその輪に入りたいという想いを消して、その場から消えてしまえばいい。

 でも、誰かと花のような言葉を交わしたいという想いは、失くせませんでした。

“溢れ出した 自分自身は

ひどく惨めで 汚くって

誰にも知られないようにって

部屋の隅で 泣いている”

 溢れ出した想いは思ったよりも惨めで、汚いものでした。でも、その想いを失くさなくて大丈夫といってもらえる仲間に出会えました。

“「失くさなくても 大丈夫」って

不意に声が 耳に届いた

魔法みたいな 響きに

なぜだか 言葉が見つからない”

 魔法みたいな言葉にとっさに言葉が浮かばないほど、想いが泣き声になって溢れ出します。今まで想いを押し込めてきたことにやっと気づいて、バカだよなーなんて思いながら。

 キドさんは自分の想いを受け止めてくれる仲間に出会い、変わっていきます。

“たどり着いたのは「未来」で

そう、色めくような世界で

大人になっていく私は

変わり続けていく

変わらない想いを

大事に 抱いていく

不思議なほどに この世界は

「思い出す」のが 難しくて

忘れたくない 言葉を

失くさないように 伝えて行く”

 キドさんは想いを伝えることができるようになっても、変わらない想いを大事に抱きながら生きていきます。忘れたくない言葉をなくさないように、伝えて行きます。

“いつか誰かと この世界で

笑い合えたら ちょうど良いなぁ

そんなことを 考える

未来に 理由が見つかりそう”

 自分のことが嫌いで消えてしまえばいいのにと思っていたキドさんは、誰かとの楽しい未来を想像できるようになりました。

“寝癖、直して 外に出よう 

今日もまた 一輪、映える

鏡の中 咲いた花に

「おはよう」を 返したら”

 自分のことも好きになれた、挨拶もできるようになったキドさん。 自分のことが嫌いで、挨拶もできなかったころに眺めていたハナミズキのようにつぼみから綺麗に花開くことができたのではないでしょうか。

 ちなみに動画に出てくる花は、ハナミズキ花言葉は「私の想いを受けて下さい」です。キドさんは小さいころなかなか想いを口に出せず、でも誰かに受け止めてほしいと思っていたのかもしれませんね。

 キドさんは普通のこと、自分の想いを口に出すことができない少女でした。でも、自分の想いを口に出すことってなかなか難しいことだと思います。特に思春期には。

 自分のことがどうしても嫌いでいいようのない気持ちを抱えたり、自分のことを上手く表現できなくてもやもやしたり。そんな時期を経て皆大人になっていくんだと思います。

 本作「失想ワアド」は、上手く言えない自分の話です。(動画投稿文コメントより)

 上手く言えない経験をしたことがある人には響くのではないでしょうか。

 また、作者のじん(自然の敵P)さんのこれからも作品を通して想いを伝えたい、残したいという気持ちを感じました。 

 今回歌っているのが、初音ミクだったのも初心に帰る気持ちが込められてるのかなーと思いました。

 カゲロウプロジェクトエンディングテーマ曲「サマータイムレコーズ」が投稿されてから、4年。あの夏は、終わってしまったと思っていました。

 本作「失想ワアド」は、あの夏の先にある春のような曲だなと思いました。じん(自然の敵P)さんのTwitterによると、カゲロウプロジェクトの新曲がこれからも投稿されるようです。

 またあの夏が巡ってくると思うと、懐かしい友達にまた会えるようで嬉しいです。

 さて、あの夏から、4年。こめられた想いは?と題しまして、「失想ワアド」のレビューを書きました。今日この瞬間久々に聴いたじん(自然の敵P)さんの曲の感想を、素直に書き連ねてきました。いかがでしたか。

 まさかカゲロウプロジェクトの新曲を2017年に聴けるととは思いませんでした。今年は久々にVOCALOID曲を投稿するPさんが多かった印象があります。初音ミク10周年らしい一年でした。

 来年の2018年はどんな作品に出会えるのか、今から楽しみです。

 おまけ♪

 この曲を聴いて、「想ってみた」を思い出しました。想ってみたとは、一言でいうとある作品に想いを巡らせることです。

 あなたはAという曲が好きだとします。ただ好き、それだけでもかまいません。でも、もう一歩踏み出して好きを考えてみましょう。具体的にどこが好きなのか、なぜ好きなのか考えてみましょう。

 好きをアウトプットする前段階。これが「想ってみた」です。その自分の好きをレビューや絵、聴くときのベストシチュエーソンを考えてみる――アウトプットするとより好きを深められるかも知れません。

 まずはTwitterで好きな曲をつぶやくのが気軽にできてオススメです。

 当ブログは、この「想ってみた」の延長で書きしたためていますし、Twitterでも同じスタンスで曲ツイートはしています。

 「想ってみた」のコンセプトは、“好きなものをもっと好きになろう”です。これは私自身のコンセプトでもあります。今年はまさかのDJデビューしましたが、これからも好きなものをもっと好きになるように来年も活動していけたらいいなと思います。

 長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

tanpopo111.hatenadiary.com

ただのボカロ好きが名古屋でDJをしたよ

 生まれて初めてDJをしたVOCALOID ch.から二か月。ご縁があって「情熱製作所」というイベントでDJさせて頂きました。 

 VOCALOID ch.と同じく二番手でしたが、今回がイベント第一回目だったこととDJとアーティストさんやアイドルさんのLIVEで構成されるサブカルイベントだったので、どんなDJをやろうか悩みました。

 考えた結果、LIVE前なのでしっとりボカロで回すことにしました。

 DJするのは二回目なのですが、やはり緊張とふわふわした気持ちが交差していました。イベント当日は緊張からかかなり早く目が覚めていました。

 手焼きのCDにヘッドフォン、メモ、財布……etc.忘れ物がないかチェックしていざ会場へ!

 VOCALOID ch,のときはUSBでDJしたのですが、今回はUSBが使えないということでCDを使ってDJすることに。初めてCDを使うので少し不安でした。

 無事会場に到着してリハーサルが始まりました。音出しをするときに、CDのトラック名がなんと文字化けしてることに気づきました。

 でも、大丈夫!トラックリストをメモした紙を準備してきていたので。備えあれば憂いなしですね。

 リハーサルでは、演者でボカロ歌ってる方が多くいらっしゃって嬉しく思いました。

 あっという間にOPの時間に。一番手は白猫さん。お腹がすいていたので、フレンチトーストを注文して腹ごしらえ。(美味しかったです。)

 とうとう私の番になりました。CDを入れてトラックを選択して、再生ボタンを押す。押す瞬間が一番どきどきしました。

 1曲目は、椎名もたさんによる“さよならアストロノーツ -cokegane no uta mix-”です。原曲は小林オニキスさん。宇宙のような浮遊感と懐かしさを覚える一曲です。

 1曲目は宇宙っぽくて椎名もたさんの曲をかけたかったので、かけました。また、歌詞がとてもいいのでフルがけしました。

 2曲目は、koyori(電ポルP)さんの“夢町コントラスト”です。夕焼けが似合う聴き入る一曲です。こちらの曲も浮遊感があって、ふとした瞬間に懐かしい日に戻ってしまいそうです。

 曲の終わりに終わると見せかけてもう一度サビがやってくるのが、この曲の美味しいところなのでフルがけをしました。

 3曲目は、じょんさんの“異次元”です。虫の音に開ける音、足音に「ただいまー」の声。涼やかで美しいピアノ。懐かしいあの日に帰れるような気がする一曲です。

 4曲目は、(仮)Pさんの“透明交差点”です。タイトルのように透明感があって引き込まれる一曲です。3曲目とセットで聴くと個人的にそれぞれのよさが引き立つと思い、この順番でかけました。

 5曲目は、sea-noさんの“想い秘密”です。浮遊感とキラキラとした音が心地よい一曲です。実は、つなぐときに秒数を読み間違えてつなげてしまって、一瞬ヒヤッとしました。せっかくつくった空気感が壊れなくて、ホッとしました。

 6曲目は、雨の介さんの“月の糸”です。暖かくて優しく包み込みような一曲です。まさに月の光のように優しい作品です。音源を下さった雨の介さん、ありがとうございました。

 7曲目は、ジミーサムPさんの“Starduster”です。ジミーサムPさんの曲で一番好きです。歌詞は孤独で愛を求めて叫んでいるのですが、曲は全てを受け入れ、包み込むような温かい愛の溢れる優しい音をしています。全部聴いてほしくてフルがけしました。

 8曲目は、氷夢Pさんの“銀色ハイウェイ(-12℃)”です。ここから雰囲気がガラッと変わります。音がひんやりとしていて、冬の夜のようになります。くるくると曲調が変わって、聴いていて楽しい一曲です。

 9曲目は、mirgliPさんの“Between the sheets”です。夜の雰囲気つなぎです。また、リキットファンクをかけたい!と思たのでかけました。ステップを踏んでくれる人がいらっしゃって、嬉しかったです。

 10曲目は、VAN DE SHOP は“ONE OFF MIND”です。“Between the sheets”と雰囲気が似てると思い、かけました。お洒落な一曲でフルで聴いてほしくてフルがけしました。

 11曲目は、松傘さんの“Shooting star”です。ミラーボールの光を浴びながらゆらゆらしているイメージの曲です。残念ながら会場でミラーボールは回ってなかったのですが、クラブ(箱)によく似合う一曲だと思います。

 音源を下さった松傘さん、ありがとうございました。ゆらゆらと揺れてほしくて、フルがけしました。

 12曲目は、椎名もたさんの“Goodmorinig*GoodbyeGoodbye”です。最初の曲につながる感じでこの曲を選びました。この曲も歌詞がすごくいいのでフルがけしました。

 13曲目は、青屋夏生さんの“日記”です。この曲で〆たいと思っていたので、できて満足です。冬が似合う一曲で、生きることを考えさせられます。この曲もフルがけしました。

 5曲目くらいまでおそるおそる再生ボタンを押していた気がします。でも、すごく楽しかったです。自分のかけたい曲がかかって、フロアで響いている。その場の空間の空気を作ることができる。

 またDJしたいと思いました。

 今回はフルがけした曲がたくさんあって、これでいいのかな、と不安に思っていました。でも、あるDJさんに褒められたので自信をもつことができました。

 この調子でDJ頑張りたいです。

www.mixcloud.com

 来月23日に行われる「情熱製作所工程2」にDJさせて頂くことになりました。名古屋で行われるので、よかったら遊びに来て下さい♪

 詳細は下記をご覧ください。 twipla.jp

VOCALOIDやUTAUのFuture Bassを聴こう!

 あなたはFurure Bassという音楽ジャンルを知っていますか?どんな音楽かというと

 こんな感じの音楽です。


Pusher - Islands, Waves, Caves, & Skies

 Pusherさんの“Islands, Waves, Caves, & Skies”という曲です。ヨッシーの声やゲームの効果音がいい感じに使われてますね。

 今回はそんなFuture Bass(VOCALOIDやUTAUなどの合成音声が使われている)作品を紹介します。

#1 沫島 / “フロート”

 キラキラといた音とIAのふわふわとした声に時折入る水音が心地いい作品です。フロートを飲んでのんびりしたくなりますね。

#2 ぷぐ(gaburyu) / “とける”

 波の音にとけてしまいそうな作品。聴き入ること間違いなしです。カメラのシャッター音がいいアクセントになっていますね。

#3 しろにゃん / “ちがい”

 夢の中にいるようなどこか懐かしい一曲です。素敵なPVを堪能した後に、目を閉じて聴き入ってほしい作品です。

#4 Ujico* / “Tell Your World (Snail's House Remix)”

 原曲と比べてキラキラ度がアップしていますね。キラキラとした未来を予感させるRemixです。

#5 coralmines / “39 ғʟɪp™ (sasakure.UK×DECO*27 feat. 初音ミク 『39』Remix)”

 原曲と比べてピコピコした感じがアップしていますね。チップチューン寄りのアレンジなのでどこか懐かしさを覚えます。

 今回はFuture Bass作品を5つ紹介しました。いかがだったでしょうか。未来を感じさせたり、どこか懐かしさを覚えたりいろいろな曲がありましたね。(VOCALOIDやUTAUといった合成音声とFuture Bassは相性がいいと思うので、増えていくのではないでしょうか。)

 Future Bass気に入った!面白いかも!と思った方は、タグやキーワード検索であなたのお気に入りの作品を見つけてみて下さい。