ただのボカロ好きが、ピコシマメさんのあるmixを分析してみたよ
ピコシマメさんのmix(上に貼ってあるmix)が好きすぎるので、自分なりに分析してみました。分析というよりも感想文に近いかもしれません。mixを言葉で表現してみたのほうが正しいかもしれませんが、よろしくお願いします。
ちなみに、私の文章読まなくてもmixは絶対聴いてほしいので、ぜひ聴いてみて下さい。
1 Q flavor & CLOCK MUSIC / “展望盤のメリィ”
涼やかな音からスタート。夢の中にいるような不思議な浮遊感。ハスキーであたたかな声と合わさって、音の波に吸い込まれてしまう。電子音さえ心地がいい。
ゆらゆらと音の波に揺れていたくなる。
2 haruka nakamura / “every day”
あたたかなアコギで二曲目へ。優しいアルトの歌声とアコギに包まれる。こちらもゆらゆら舞いたくなる一曲だ。
儚げなピアノのリフが神秘的な雰囲気を醸し出している。音の重なりが徐々に増えていき、音の響きが広がっていく。
3 Akira Kosemura/ “Departure”
ピアノつなぎで三曲目へ。この曲もゆらゆら揺れていたくなる一曲だ。音の波が引いてはよせ、引いてはよせを繰り返している。そんな曲だ。
4 sansuiP / “光化学スモッグ注意報 (Go-qualia "Kids InUnderground Shelter-Mix")”
アナウンスが始まってガラッと雰囲気が変わる。音や声の波にむわっと包まれて、ときどき電子音が降ってくる。煙の中を一人歩くようなピアノが印象的だ。
しばらくの静寂のあと、どこか不安になるピアノのリフと声の波が押しよせてくる。カエルの鳴き声が遠くから聞こえ、声の波が引くにあたって近くなる。
5 sawako / “meteor shower”
虫の声が一つ。鳥か何かの動物の声が聞こえてくる。その声はだんだん増えていく。また、音の波に包まれる感覚。涼やかな虫の声。音がぐるぐると包み込んでくる感覚。
6 Go-qualia / “鳥がすごいね”
足音で次の曲へ。鳥のさえずり、人の声が聞こえる。神社にいるような一曲。
7 yutaka hirasaka / “rain”
あたたかなアコギの旋律が入り、時間が夕方になった感覚を覚える。日も暮れ灯がゆらゆらと優しくあたりを照らすような、優しく降り注ぐ雨のような一曲だ。
8 affable noise / “emerge from the darkness”
降り注ぐひんやりとした音。それはまるで氷のよう。そこからまた吸い込まれそうな音の波が押し寄せてくる。
9 The Kennies / “Wonderland step”
声の波が押し寄せ、次の曲へ。ハッするような高音や低音。突然入るミクの声がいいアクセントになっている。
10 Q Flavor & CLOCK MUSIC / “地球蝕”
風が吹くような音で次の曲へ。
ちなみにこの曲、先日のVOCALOID ch.でピコシマメさんが私の最後の曲メテオからつないでくれた曲、だった気がします。違ってたらごめんなさい。
追記:あってました。
11 sane masayuki / “chafe”
凛としたピアノで次の曲へ。音の波がゆったりとあたりを包んで、その行き先をピアノが指示しているような感覚がしました。
12 haruka nakamura / “lamp”
遠くから徐々に近づいてくる涼やかなピアノの音。優しいピアノの音が、小さくでも確かに響き渡る。
13 Sigur Rós / “Hoppipolla”
ゆったりとしたピアノで徐々に盛り上がる様は、感動のフィナーレへの道。ボーカルの優しい歌声にうっかり泣きそうになる一曲だ。
14 haruka nakamura / “Plus”
終わったとみせかけて新たな音の波が生まれる。その波は徐々に広がりをみせる。
15 Bate MIDI 4 Too_A Buried Motif 2 / Go-qualia
電子音の波が押し寄せてきて次の曲へ。エフェクトのかかった歌声が印象的な一曲だ。
いかがだったでしょうか。このmixは最初聴いたときの衝撃がすごくて、いつか分析したいと思っていました。こうして言葉にすることができてよかったです。
実は先日行われたVOCALOID ch.というクラブイベントでは、このmixをリスペクトする気持ちでDJしました。
DJした感想はこちら。 ただのボカロ好きが、生まれて初めて人前でDJをしたよ - 音のまにまに
DJは音楽をつないで一つの世界を紡ぐ素敵な行為なんだ、と思います。そんな紡がれた世界に触れていたいし、自分も紡いでいけたらいいなと思いました。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。