音のまにまに

おんがくや好きなことについて、のんびりと。

2014年、印象残ったVOCALOID曲+UTAU曲 ~前編~

 2014年に投稿された曲で個人的に印象に残った曲の感想を、つらつら書いていきます。なお、秋から多忙により曲を聴けなかったため、上半期に投稿された曲多めです。

1:koyori(電ポルP) / “曖昧劣情lover”

 v flower歌唱のVOCAROCK曲。v flowerは、2014年7月(DL版は5月)に発売されたVOCALOIDで「ROCKに特化している」ことを売りにしています。爽やかVOCAROCKといえば、電ポルPさん!と思っていましたがv flowerを使うとは予想していませんでした~。

 電ポルPさんは調声に定評があり、本作も歌詞がなくても聴きとることができます。また、声と曲調がぴったりと合っています。

 本作に限らず、他作品――初音ミク、GUMI、IAによる歌唱曲も、それぞれの声の特徴をいかした調声と曲調をしています。

 v_flowerの登場で、新しい曲調の電ポルPさんの曲を聴くことができてよかったなーと思うのと同時に、力強い歌声が耳に焼付いた作品です。

2:五右衛門 / “引っ込み思案”

 ウィスパーボイスといえば、雪歌ユフ。繊細な息遣いを感じるUTAUを十二分にいかした作品。

 聴いていると思わず息を止めてしまう。本来ならば、吐息混じりの声というものは熱を感じるものだと思う。しかし、ユフの声は雪のように冷たい。寒い日に吐いた息が、雪の結晶になったような。

 あたたかいはずなのに、冷たさを感じる声が神秘的な印象を与えているのだろう。

 5月に投稿された作品であるが、冬に降る壊れやすい水のことを思い出さずにはいられない作品だ。

3:MSSサウンドシステム,松傘 and 初音ミク / “エイリアン・エイリアン・エイリアン”

 TLで話題になっていたので、聴いた曲です。タイトルとサムネイルを見たときに、ヤバそうだなーと思って敬遠していたけど、好奇心が抑えられなくて聴いてしまいました~。

 結果、フリーズしました。それから、頭がくらくらしてお腹もちょっと痛くなりました。でも、何度も繰り返して聴きました。気になった曲は、歌詞をある程度聞き取れるようになるまで聴くというルール(よくわからない意地)を発動したからです。

 何回聴いたか忘れましたが、いつの間にか楽しく聴けるようになったので、音楽も食わず嫌いはよくないんだなーと思いました。

 今では定期的に聴きたくなった作品です。

 思った以上に長文になってしまったので、残り7曲はまた明日にでも!